トップリーグ開幕戦

かつてない盛り上がりのなか、
トップリーグが開幕。

パナソニック 38-5 サントリー秩父宮 10,792人)

ピーキングに成功したパナソニックが、
ゲームのほとんどを支配。
サントリーのアタックへの対策も万全。
ラックでターンオーバーを狙うのか捨てるのかの
判断における意思統一が出来ていた。
ゲームを作った田中とバーンズのHB団の
視野の広さと判断力が光った。

点差が開いて、どこからでもトライを獲りに
行かざるを得なくなったサントリーは、
負のスパイラルにはまって
辛抱強くフェイズを重ねるも
個々の能力を活かし切れなかった。

点差の割には、弛まない濃〜い80分。
こういったレベルの高いゲームを続けていくことが、
このスポーツへの支持拡大につながっていくのだろう。

空席1万人問題(※)については、いろいろ言われているけど、
現実的なのは、企業側の配布枚数の最新情報を反映した当日券の販売なのかな。
このリーグをこれまで支えてきたのは、
参加チーム企業の動員力に依るところが大きいというのも事実。
いずれにしても、昨年までとは違う状況のなか、
この反省を次節以降にどう活かしていくかが重要。


(※)
日本協会はゲーム終了後、見込み違いに関して謝罪会見を開き、回数券などによる入場者数を多く見積もったことが原因と説明。
約20,000席のうち、両チーム関係者分9,000人、パスポート、回数券、協賛スポンサーチケット等で6,000人の来場を見込み、一般販売分は5,000枚で完売とし、招待券では入場できないことを告知したが、実際には1万席近くが空席となった。