RIVAL

先々週のフルマラソンで3時間28分台を記録し、はじめてサブ3.5(3時間30分切り)を達成したさいには、正直「ああ、もうお腹いっぱい。こんな苦しいことは、もうこりごり」と感じた。べつに自慢するわけではないが、サブ3.5ランナーというのは、男性のフルマラソン完走者のうち上位10%程度なのだ。(自慢しているな・笑)ここで暫くの間、満足感に浸りきることは罰が当たるようなことではないはず。SNSのコメント欄にあふれかえる「まだまだ記録は伸びそうですね。これからも頑張ってください」という意見には「何を寝ぼけたことを言っているんだ」と聞こえないふりをしていたのだが(笑)

そんな矢先、同世代のライバル(面識はないし、共通点といえば、眼鏡をかけていることと、大学でラグビーをやっていたことと、走ることが趣味ということくらいなのだが)ips細胞の山中教授が、先週行われた京都マラソンで自己ベストを2分更新し、3時間22分34秒でゴールしたというニュースがとびこんできた。ノーベル賞受賞からもう8年がたつ関西在住の大学教授が、仕事ではなく趣味のほうでちょっと頑張った。地味なニュースだ。聞かなかったことにしよう。聞かなかったことにしよう。聞かなかったことに・・・

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出来ないんだな、これが。そして、情報は活かされてはじめて意味を持つ。いま僕は選択を迫られている。3時間22分でフルマラソンを走るための練習をするのか、しないのか。

スポーツのいちばんの魅力は、昨日まで出来なかったことが出来るようになること。

ランナーは難儀だ。

 

 

 

 


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