ＪＡＰＡＮ　XV　×　フレンチバーバリアンズ　第１戦

rugby

スタンド裏から階段を上り、
夜空に浮かび上がるナイター照明が見える瞬間って、
何で幾つになっても、あんなにときめくんだろうな。

フレンチバーバリアンズとＪＡＰＡＮXVの第１戦。

ウイークデイのナイトゲーム。
この場所に来ることを心の支えにして
本日の激務を乗り切ったサラリーマンたちが
奇妙な一体感を醸し出すスタンド。

グラウンドもスタンドも
僅差で息がつまる先週までのゲームとは
明らかに違う空気。

若手中心のＪＡＰＡＮXVの
溌剌とした動きが何度もスタンドを沸かす。
場所、点差、時間帯に関係なく
果敢にボールを散らす姿勢はなかなかいいな。

とはいえ、ゲームの４分の１は、人数的に有利だったのに、
タックルミスとチャンスでのノックオンで
スコアに結び付けられなかったのが少し残念。
個々には、見せ場を作っていたが、
JAPAN WAY、道半ば････


対するフレンチバーバリアンズは、
強みのセットスクラムを容赦なく押しまくり、
パワーを生かして、ブレイクダウンを制圧。
風を考えたキックで上手くゲームをコントロールし、
正面のＰＧは確実に３点を刻む。
ＪＡＰＡＮのこと、リスペクトしすぎだよ（苦笑）

ハーフタイムにリーヴ団長からスクラム釜石代表の石山さんに贈られたジャージ。
フランス人青年のたどたどしい日本語でのJAPANへのエール。

尊敬と友情に包まれた青山の夜。


・・・

日曜日に行われる第２戦は、
福島の子どもたちを勇気づけるためのゲーム。
相手ラインの裏に抜けた仲間を孤立させるよう
なことはあってはならない。
そして、何より相手より多くスコアすることが、
子どもたちにはいちばんわかりやすいんだろうな。