早明戦

国立競技場で生観戦。

陸上競技場って、そもそもラグビーには馴染まないんだよねと言ってはみたものの、いざ両チームがグラウンドに姿を現すと、紫紺と赤黒はやっぱりここが似合うな、と思ってしまう。

前半の前半は早稲田の時間。

常に酸素が足りなそうな表情で美しいタクトを振り続ける小倉クンの指揮するラインは、スタンド最上段から見ていると、まるでウオーミングアップのタッチフットのように楽しそうで、混ぜてくれない?と言いたくなる(笑)

この時間帯でPGの3点に留まったのは、いい兆候ではなかったが・・・

グラウンドの横を広く使う時間が小休止すると、今度は明治の時間。

敵陣22mに侵入するとスイッチが入るFW。
らしいトライにさっきまで日陰で耐えていた紫の小旗が楽しそうに打ち振られる。
それまで、らしくない(失礼)執拗な低いタックルを繰り返し、耐えたことが報われる。

あっという間の40分。

明治 13-3 早稲田

後半、明治ファンには申し訳ないが、トライ5点、ゴール2点、ペナルティゴール3点というさまざまなスコアの形態があるこのスポーツを堪能できた。
後半25分、この試合唯一入らなかったゴールが、皮肉にも早稲田勝利のキーだった気がする。

最後までゲームがもつれたのは、グラウンドに立っているメンバーもそうでないメンバーも、自分たちが絶対負けるわけがないと最後まで信じていたからだろう。

早稲田 18-16 明治

試合後、スリーチアーズの後、山下主将は溝口主将に何を語りかけたのだろう。

シーズンは、まだ続く・・・


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明治の復活ということが、ここ数シーズン議論になっている。
復活の定義が、以前のように他を寄せつけずに大学選手権の頂点に登りつめることだと言うなら、それは達成されていないけど。

その答えがこの番組のなかにあるかもしれません。

12月5日(月)NHK総合 午後10時55分〜11時25分 
アスリートの魂「受け継がれる魂“前へ”明治大学ラグビー部」

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レギュラーシーズンが全て終わり、これからはノックアウトステージへ。
シードだけが確定した組み合わせ。
筑波がどのブロックに入るのか考え出すと、今晩は眠れそうにない(笑)
抽選は、明日の午後4時。