夏に鍛える(3)

朝の8kmは、歯磨きと一緒。
前日早朝の新幹線移動と夜のランニングの疲れが地味に残る朝、いつものように呉羽山展望台へ。
残っている疲れは、強くなるための負荷。これも神様からのギフトだね。

少しだけ背筋が伸びる8月15日。
自分がやろうと思った時間に、自分の意志で走りにいける「自由」をかみしめる。
決めた目標に向かって努力できるということは、たぶんすごく贅沢なことで、そんな環境にあるということは、すごく幸運なことなのだろう。

夜は、ホームコース環水公園の華やかなイベントに背を向けて、県総合運動公園で「富山マラソン自己ベスト更新プロジェクト」の練習。
月間走行距離300kmオーバーの熱血アスリートをゲストに迎え、先週よりも少しだけ負荷を上げた充実のトレーニング。
いい刺激をいただきました。ありがとうございます。

規定の本数終了後に、鬼コーチから強くなるための1本追加の指示。
愛情がなければ出来ないことですな。
この本当の優しさが理解されるのは、2カ月半後かな(笑)

練習後、真っ暗なグラウンドの片隅で、メンバーと他愛もない会話を交わす。
何年かたって思い出すのは、レースでゴールテープを切った瞬間などではなく、こんなふうに穏やかで自由な時間なのかもしれないな。

明日もいいトレーニングが出来ますように、と
祈ることの出来る時代がいつまでも続きますように。