SAMURAI BLUE

もうひとつのフットボール代表のW杯が終わる。
海外サッカーには興味がないので、私のW杯も本日で閉幕。
横浜市民としてのきわめて個人的な感想を言わせてもらえば、
斎藤学クンの躍動が見たかったな、かな。

失うものはないと当たって砕けたり、一部の才能に頼った編成をしたり、
結果を残すために相手の良さを消すことに専念するのではなく、
自分たちの積み上げてきたもので勝負しようとした今回のチャレンジは、
何年先になるかわからない特別な大会のための財産になったはず。
実力不足とわかったのなら、もっと練習してまた戻ってくればよい。

テクニカルなことはよくわからないけど、
ポゼッションで圧倒したかったのなら、
フィットネスが少し足りなかったんじゃないかな。


いちおう平日は早起きしたりして3試合をフォローしたけど、
残念なことに、たとえばフランス大会における
中西英輔の果敢な突破やゴン中山の執念のゴールのような
記憶に残るプレーは見出すことは出来なかった。

今大会でいちばん印象に残ったシーンは、
初戦、本田が先制ゴールを決めた時、
悔しがる指揮官を抜こうとして向けたカメラがとらえた
拍手をするコートジボアールの控え選手の姿。
味方だけでなくいいプレーを称賛するのは、
楕円球のほうの特許だと思っていたけど
もうひとつのフットボールに思い出させてもらったな。

失敗と総括されるであろう今回のチャレンジ。
サッカー少年たちは、世界は遠いんだと諦めるのではなく、
この仇はボクたちが、と明日からの練習の糧にしてほしい。


・・・


それでは、気持ちを切り替えて
5年後(もう5年後だ!?)に全国のコンビニの店員が
赤と白の桜のジャージを身にまとうよう、
地道な活動を続けるとするか・・・。