空はつながっている

昼休みにつらつらとfacebookをチェックしていて、
あやうく涙を流しそうになる。

沖縄県糸満市平和祈念公園で23日に開かれた沖縄全戦没者追悼式で、
披露された小学校3年生の増田健琉君の自作の詩「空はつながっている」。

自分はつくづく平和ボケしているな、と気づかされる。


・・・


ぼくのお気に入りの場所 
みどり色のしばふに ごろんとねころぶと
そよそよとふく風がぼくをやさしくなでる
遠くでひびくアカショウビンの鳴き声
目の前ではお母さんやぎがやさしい目で 子やぎたちを見まもっている
青あおと広がるやさしい空
でも
遠くの空の下では 今でもせんそうをしている国があるんだって
ばくだんが次つぎとおとされ なきさけびにげまわる人たち
学校にも行けない 友だちにも会えない 家族もばらばら
はい色のかなしい空 
空はつながっているのに
どうしてかな
どこまでが平和で どこからがせんそうなんだろう
どうしたら せんそうのない
どこまでも続く青い空になれるのかな
せんそうは国と国のけんか
ぼくがお兄ちゃんと仲良くして 友だちみんなともきょう力して
お父さんとお母さんの言う事をきいて 先生の教えをしっかりまもる
そうしたら
せんそうがなくなるのかな
えがおえがおが 遠くの空までつながるのかな
やさしい気もちが 平和の心が
丸い地球を ぐるっと一周できるかな
まだ子どものぼく いのる事しかできない
どうか
せかい中の子どもたちみんなが
学校に行けますように 友だちとあそべますように
にこにこわらって 家族でごはんが食べれますように
夜になったら すてきなゆめが見れますように
しあわせでありますように いつか友だちになれますように
白い雲
ぼくの平和のねがいをのせて この地球をぐるっとまわって
青い空にそめてきて
きっと
せかいは手をつなぎ合える 青い空の下で話し合える
えがおえがおでわかり合える 思いやりの心でつうじ合える
分け合う心でいたわり合える 平和をねがう心で地球はうるおえる
だから
ここに こんなにきれいな花がさくんだ
だから
こんなに ぼくの上に 青い空が広がっているんだ


・・・


多くの方たちの犠牲の上で成り立っている
当たり前のようでそうではないいまのこの平和な環境を
次の世代に確実に引き継ぐのが大人たちの務めだな。