Discipline

「Discipline」
英和辞典では、訓練、鍛錬、修養などの意味が上位にくるが、
ラグビーでは「規律」に近い意味で使われることが多い。

昨今、このスポーツの独自性が、なかなか見出しにくくなっている中で、
それでもやはり、精神は引き継がれているのだと思わせてくれる投稿を
facebook上で見つけたのでシェア。

宗像市グローバルアリーナで行われた、福岡県高校新人大会準決勝第2試合、筑紫高校 vs 福岡高校はトライ2本ずつ、14-14の同点で試合終了。抽選の結果、筑紫高校が来週2/2(日)、東福岡高校との決勝戦に進出しました(決勝進出の2校は九州大会へ)。
試合終了後、本部席にて両校キャプテンによる抽選が行われました。両名封筒の中身を確認し、結果を待つチームメートの元に戻ったのですが、両校のリアクションがまったく無いので、しばし結果がわからず、友人の先生に聞いて初めて筑紫が進出とわかりました。残念ながら3位決定戦にまわる福高は下を向かず潔く、筑紫は福高の気持ちを慮り粛々と帰り支度を進めていました。素晴らしい戦いを繰り広げた両校に敬意を表します。これがラグビースピリッツだと胸が熱くなりました…。

昭和の考えだ、と言われてしまえばそれまでなのだが
トライを決めた選手がガッツポーズをしたりすることに
ものすごく違和感がある。
トライを決めた選手は、少し俯き加減で自陣へと戻り、
頼むぞ、と口では言わずにキッカーにボールを渡すのが、
美しいと思う。

自身が任せられたサイドを突破しようと試みる相手選手の足首に刺さったり、
下敷きになったラックからすぐに起き上がり、味方のサポートに走ったり、
ボールから遠く離れた場所で、危機を未然に防ぐためにダッシュしたり・・・
クローズアップはされなくとも、仲間はきっとそういうプレーを見ている。
アイツは信頼できるヤツだと、尊敬の眼差しを向けている。
そもそも、カッコいいってそういうプレーのことを言うんだろ。

スピリッツはいまも生きている。
筑紫高校と福岡高校
こんなチームがたくさんある国が、
ワールドカップを開催するに相応しい国なのだと思う。