冬の日

早朝の名古屋の街を走る。

熱田から新瑞橋へ。

行き先は･･･

大学ラグビー最後の日を過ごした
思い出の地、
瑞穂公園ラグビー場。

あの日、
１時間前の出来事を消化できずに
お揃いのエンブレムのブレザーに
お揃いのレジメンタルタイのいかつい集団が
立ちつくしていた正面入り口あたりの風景に、
あの頃の面影は、もうない。

改修されたメインスタンド

電光掲示板

青々と輝く芝

あの頃とは、
何もかもが変わってしまったけど、
ここに立って
目を閉じると
あの冬の日の景色が甦る。

吹きつける冷たく乾いた風

ピカピカに磨き上げ、
真っ白な紐をとおしたスパイク

長袖のコットンのジャージ

このゲームのために
用意したサインプレー

初めて対戦した相手の
試合後の笑顔

すみませんでした、
と泣きじゃくる後輩

枯れた芝生の匂い

・・・

あっ、
ちょっと浸りすぎてしまいました。

別に最終回ではありません･･･