高校ラグビー神奈川県予選2回戦

湘南高校にて、母校を含む合同チームの県予選2回戦。
対戦相手は、春の関東大会予選で12−20と屈したチーム。
夏を乗り越え、半年の時を経て雪辱を期す。

結果は0−71で返り討ち。
高校生のチームは半年で別物になる。
合同チームも個々は気持ちを切らすことなく最後まで食い下がり、見せ場も作ったが、相手チームのまとまりの前に人数が合っていないかのような錯覚に陥る時間帯もあった。

・・・

3年生にとって負ければ引退という花園予選。
母校のたった1人の3年生は、度重なるケガで今日の試合には出られなかった。
試合直前、出場メンバーが最後の円陣を組む時、今日のゲームリーダーを務める他校の部員が制服姿の彼に声をかけた。
「Kも輪に入ってくれ」
4つの学校が集まって出来たチームだけど、このチームは本当の「チーム」だと思った。
そして彼は、最後のゲームでグラウンドに立つことはできなかったけど、自分の学校の後輩だけでなく、他の3校の部員にも背中を残したのだと思う。

・・・

今日、日本中のあちこちで世界一を決めるゲームより大切なゲームがたくさん行われたことだろう。
泥だらけになりながら、仲間と共に闘う高校生の姿に元気をもらう。
代表が思い通りの結果を残せなくても、この国にはやはりラグビーが必要だと思う。