JAPANのワールドカップ、終わる

昼休みが終わる直前、Twitterで、試合前の国歌吹奏で菊谷の目に涙がつたっていることを知る。
ずっと感じていた違和感が氷解する。
そう、テストマッチに臨むキャプテンは、感極まって涙することはあっても、試合に勝つまで笑顔を見せてはいけないと思う。

チャンスを反則やミスでつぶし合ってのドロー。
8点のアドバンテージを生かせないのも実力。
最後の最後まで、消化に時間のかかるゲーム。
途中出場のメンバーも含めた全員のいいプレーをあげたらきりがない。
チームは残念ながら期待に応えてくれなかったけど、選手ひとりひとりには、心から「お疲れさま、ありがとう」と言いたい。

1分け3敗。
先々週の日曜、パブリックビューイング会場の秩父宮で、一瞬、3勝1敗で決勝トーナメント進出を夢想したのが、もう遠い昔のよう。
2019年、自国開催での8強という目標が、いかに高いハードルなのかを思い知らされた大会。

でも、落ち込んでいるヒマはない。
4年後、8年後に向け、今日から立ち上がらないと。

・・・

今大会のJAPANは、ぼくらの望んだ結果は残せなかったけど、叶えたい目標のために、いろんな事を犠牲にして、選手・スタッフ全員で力を合わせて、努力に努力を重ねても、思いが遂げられなかったりするからこそ、ラグビーはいいんじゃないか、と思ったりもする。