日本×フランス

パブリックビューイング会場の秩父宮にいたせいかもしれない。
自分が歴史の目撃者になるのだとかなり強く自覚したのだけれど。

また最後の20分で力尽きたのか。否。
本気で勝ちに行って、終盤スコアと残り時間の現実に100%が出せなかったのだろう。
この舞台でのアップセットは、そう簡単じゃない。
JAPANはまだまだだったんだな。

この4年間やってきた事は間違いではなかったけれど、いくつもこういうレッスンを積み重ねないことには、金星には手が届かないのだろうな。

来週金曜日のレッスンでは、試合が終わるまで絶対手を抜かないことが、相手に対しての礼儀であり、ゲームを「ENJOY」することだということを身をもって学ぶことになるはず。
舞台はNZ。相手はオールブラックス
もしかしたら、この組み合わせはものすごい幸運なのかもしれない。

そういえば、今日のゲーム。NZ出身の選手たちが、この舞台で戦えることの誇り・意義を強く意識しすぎて固くなってた気がしたな。
あらためて菊谷クンは大物だと思いました(笑)。


・・・


実際にゲームが行われているわけではない秩父宮に数千人の観客。
ふと、2019年のことを考える。
ある人が、NZのラグビー文化に触れることによって、日本人の心のなかにある種が芽を出すことが出来る(フレーズは正確ではありません)と言っていたが、ノースハーバーまで気持ちを届けようと熱くなっている人たちのなかに身をおくと、この人たちの心のなかにある種はまだ芽吹いてはいないけど、もうしっかり根を張っているんじゃないかと思う。
たぶん楕円球の種は多年草で、時代とかブームに流されることなく、静かに何年も同じ花を咲かせることが出来るのだ。
奇をてらったアイデアは必要ない。
2019年まで、淡々と水をやり続けていけばよい。
う〜ん、甘いかな(笑)。