みたび失速する

地元が第1回横浜マラソンで賑わうのに背を向け、
ひっそりと茨城でフルマラソンを走る。

千葉真子さんのゆる〜いMCのおかげで、
これ以上ないほどリラックスして臨んだ
第3回古河はなももマラソン

少し肌寒くてくもりという絶好のコンディション。
練習不足の自覚はあるものの
根拠のない好記録の予感。

格式の高い大会のTシャツを着た
似ているピッチの人にペースメーカーになってもらい
順調にほぼキロ5分半をキープ。
中間点は2時間ジャストでクリア。
練習量が足りていなくても、
サブ4っていけるものなのだな、
と思った矢先、
どうも抜くことより抜かれる事が
多くなっていることに気づく。

ここ2レースは腹痛をおこしたのだが、
体調はすこぶる良好。
そうだ、朝食が4時半だったので、
たぶんエネルギー切れを起こしているのだ
という分析をして、エイドでバナナを食べても
状況は変わらず。
数キロ前で、この人は遅いからペースメーカー失格
と置き去りにした人が、すーっと前へ出てゆく。

もしかして、失速してる?

・・・

30キロ地点。
このまま終わるわけにはいかない、と
ペースアップしたつもりが、
あとで確認したら逆に遅くなっていた。

よく35キロの壁っていうけど、
この日は25キロあたりに壁があった模様。
フルマラソンというより、
ハーフマラソンと21キロのLSDを続けてやった感じ。
っていうと密度の濃い練習みたいだな・・・

のこり2キロくらいからは公園のなかを走るのだが、
競技場までの景色がほとんど記憶になかった。
昨年は、そのくらい必死だったのだ。
その同じ道を、平常時とたいして変わらないんじゃないか
と思える心拍数でとぼとぼとジョギング。

1月のハーフと、今月始めの10キロとあわせ、
春シーズンは3連敗で終了(泣)

・・・

帰途、おじさん3人で国道沿いのファミレスで反省会。
ちゃんと練習すれば、もっといいタイム出るのにな、
と、わかりきったことを言いながら炭水化物を摂取。
もうボロボロだよ、と言いつつ、来年も戦いは続く(笑)

・・・

春シーズンで学んだこと。

練習はうそをつかないかわりに、
手を差し伸べることはしない。
そして、決めていないことは実現しない。

しばらく旅に出ます。
探さないでください。