皮算用

4年前のことがある。大畑クンのように「次、勝ちゃあいいんだよ」と言い放つ度胸はない。スコットランドが9日のロシア戦で引き分け以下か、アイルランドが12日のサモア戦で負け、もしくは3トライ以下の引き分けに終われば、その時点で日本の決勝トーナメント進出が決まる、という情報に現実味はあまりない。

以下、9日のスコットランド×ロシアでスコットランドが4トライ以上で勝ち点5を積み上げた前提で話をすすめる。日本がスコットランド戦に敗れた場合、スコットランドの勝ち点は14か15。スコットランドに4トライ以上を奪われ、スコットランドが15となると、日本は4トライ以上かつ7点差以内の敗戦でボーナス点2を獲得する必要がある。スコットランドが3トライ以下なら、日本はボーナス点1を確保すれば勝ち点で上回る。なんだか、整理したつもりがよくわからないな。なお、以下に順位決定方法を記す。う~ん、ややこしい。やっぱり、勝ちゃあいいのか(笑)

各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。勝ち=4点、引き分け=2点、負け=0点の勝ち点制。4トライ以上、7点差以内の敗戦はそれぞれボーナスポイント1点が加算。勝ち点が並んだ場合は①直接対決②得失点差③トライ数差④得点数⑤トライ数で決着。ここまで並んだ場合、19年10月14日時点の世界ランキング上位チームが上位。

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軽量FWの憂鬱

年一度の健康診断。朝食抜き、採血、バリウムの三重苦は未だにちょっとした拷問。「採血のさい、気分が悪くなったり、ふらふらしてしまったことはありませんか」の問いに今年も嘘をつく。「腕に針が刺さることを想像するだけで、ホントはもうふらふらしているんです」とは、なかなか言えない。前年対比で、体重は▲2kg、胴回り▲5cm。問診のさい老医師から「ほう、何か生活習慣の改善に取り組んだのですか」と聞かれ、「月間走行距離を200kmから250kmに増やし、夏から腹筋ローラーを毎日やっています」と正直に答えようかと思ったが、正確なニュアンスが伝わる気がしないので「ええ、まぁ」と苦笑いでやりすごす。ただ、体重減は説明がつくのだけれど、身長が1cm低くなっている理由がどうにも思い当たらない・・・。

体重減といえば、ラグビーが盛んとは言えないこの街も、さすがにここ1~2週間は関心が高く、「rugloveさんは、どのポジションをやっていたのですか」と聞かれることが多い。「リーチ・マイケルと同じフランカーです」と言っても、そもそも軽量だった現役時代からさらに10kgも体重が少なくなってしまったいま、この人、本当にラグビーやっていたんだろうかと疑念の目を向けられることも多い。説明が面倒だから、いっそのことスクラムハーフをやっていたことにしようか(笑)

ちなみに、大学時代、ラグビーマガジンの選手名鑑に載せていた数値と現在を比較すると、身長で▲7cm(!?)、体重は▲17kg。個人情報の詐称が笑って許された良き時代ですな。

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宝浪漫マラソン2019

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昨年に引き続き、オムライスとルビーロマンの町、宝達志水町で行われた「宝浪漫マラソン2019」(30kmの部)にエントリー。1か月後の富山マラソンに向け、昨年同様、キロ5分ペースでの2時間半切りを目指す。昨年は序盤の宝達山登山(5.5km地点から9km地点まで350m登る)で足を削られ、終盤の暑さにもやられ失速し、目標に15分届かないという惨敗。別にこのレースのためではないが、年明けからこれでもかと坂道を走ってきた成果を発揮できるか?

気温はそう高くなく、序盤は楽に4分台後半をキープ。街中を抜け、田園地帯を抜け、前半のハイライト宝達山へ。昨年のように後先考えずにぐいぐい登ったりせず、立山マラニックで弥陀ヶ原から室堂まで一緒に上ったOさんの後ろ姿を見失わない範囲で、余力を残しつつ淡々といく。折り返しへの到達時間は50分、昨年とほぼ一緒だが、足にはだいぶ余裕あり。平均キロ5分ペースを考えると負債は約5分。ほぼ予定通り。3km以上にわたる下りは、足にダメージを残さぬようペンギン走りで負担を軽減しながらタイムを稼ぐ。勢いを止めたくないので、この区間のエイドはパス。12km地点では負債を3分にまで短縮。順調すぎる。

中盤で思わぬ難敵現る。強い向かい風。そして数キロにわたり足音のやたら大きいおぢさんに風よけにされる。実害はないのだが、自分とは違う煩いピッチ音と彼だけが得をしている感が地味にストレスになる。20kmすぎの第2関門手前で、このおぢさんを振り切るが、ほぼ同時に向かい風区間も終了。地味にストレス(苦笑)ただ、ここでスタート直後から先行していたクラブの若手C君を捕らえ、少しだけご機嫌に。負債は1分半。残りは10km。勝負はここからだな。

途中1か所だけある信号を守らなければいけない交差点も、20m手前まできたところで青に。日頃の行いでしょうな。ちなみに20kmでパスしたC君はここで「赤にならないかな」と思いながら走っていたらしい。いろんな意味でまだまだだな(笑)負債の減り具合が鈍ってきた25km過ぎ。千里浜ドライブウエイの入り口で、車を通行させるために数秒止められる。ううっ、聞いていないゾ。その数秒を削り出すためにどれだけ頑張ったと思っているんだ。というか、日ごろの行いか(汗)ここでリズムが乱されて、ということでもないのだが、終盤はまた借金を重ねてしまう。ビーチの申し子のはずがビーチで失速。シャレになりませんな。

昨年より12分速いが、目標には3分届かないタイムでゴール。風は強かったものの、気候的には走りやすかったはず。う~ん、総括が難しいな、と思っているところに愛弟子Mさんが、昨年のタイムを20分縮めて戻ってくる。コーチは頑張りが足りなかったようです(苦笑)

ターゲットの富山マラソンまで1か月。この日、気づいてしまった課題を克服すべく、また口の中が血の味になるまで頑張ろう。

明日もいいトレーニングが出来ますように。