春の予感

東京マラソンだらけのSNSを眺めつつ、静かな春の富山を走る。

坂に強くなるには坂を走るしかない。というわけで山へ。呉羽丘陵公園から呉羽ハイツ方面に向かって山越えで梨畑まで。標高差100mオーバーの往復8kmを3往復。3往復目の帰り道で誰かが足首にしがみついていたような気がしたけど、たぶん気のせい。 

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 溜まった乳酸はその日のうちにプールで除去して、翌朝は県総で16kmペース走。ペース感覚を磨くには、一定ペースで走るしかない。 練習終了後、ぽかぽか陽気のなか芝生の上でストレッチをしていたら、なんだか帰るのがもったいなくなり、2.1kmのクロカンコースをさくっと3周。

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予定より少し多く走ったけど、数か月先に起こる出来事やいまのコンディションをちゃ~んと考えたうえでのフレキシブルな対応。

♪ 春に誘われたわけじゃない。だけど気づいて。I've been mellow ♪ 

明日もいいトレーニングが出来ますように。

四月の永い夢

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昨年春に公開された映画「四月の永い夢」を観る。朝日町がロケ地になっているので、いちおうおさえておかないとね。 

朝倉あきさんの「下町ロケット」のときとは少し違った真っ白な真っすぐさと三浦貴大くんの愚直すぎる真っすぐさが素敵すぎる。もう平成も終わろうとしているのに、こんなに純粋でもどかしい男女いないだろ、と思わずツッコミたくなる。この映画における重要な場面である、朝倉あきさんが音楽を聴きながらひとりで夜の街を歩くシーンもいいのだけど、そこにつながる、二人が公園のベンチでジュースを飲む場面が個人的には好きだな。「好きな人と一緒に飲む自動販売機で買ったジュースの美味しさ」みたいなものを大切にできているうちは大事なものを見失わずに済むような気がする。

文字にするのは難しそうな静かな時間の流れ。いつまでも過去に縛られていないで前を向いて歩きだそう、などと声高に言わないところがいい。ドラマ性はそう多くはないし、生きる勇気がもらえるわけではないけど、作り手のていねいさが伝わってくる心地よい作品。