震災から7年 復興そしてラグビーW杯への思い

東北の復興を目指し、ラグビーW杯釜石招致の中心的役割を果たしたNPO法人スクラム釜石」代表にして元ラグビー日本代表不動の1番、石山次郎さんの講演会。現役時代の石山さんと言えば、朴訥で寡黙な印象。1時間半の講演会なんて大丈夫なんだろうか、と心配したが、杞憂に終わる。とはいえ、饒舌な人になっていたわけではなく、現役時代の印象はそのまま。でも、思いを伝えるのに話の巧い下手はあまり関係ない。むしろ丁寧に選んだ嘘のないシンプルな言葉のほうが、人の心には染み込んでいくような気がする。「釜石でのW杯開幕戦をどんな気持ちで観るのですか」の問いに、「賑やかなところは苦手なので現地には行かない」というのが、なんとも石山さんらしい。
指導者研修会という名目の会にあって、「行動を起こす力の源泉は、恩返しをしたいという気持ち」というメッセージは、参加者の心に深く響いたと思う。
講演会終了後、スクラム釜石への支援金の協力で石山さんに握手していただき17歳の高校生になってしまう(笑)。そのときいただいた8/19の鵜住居復興スタジアムオープニングプログラムにある松尾雄二さんの寄稿「ホラと平尾に伝えたいこと」が、もう泣けて泣けて・・・
やっぱり、石山さんは、W杯の開幕戦にはいくべき。

https://news.yahoo.co.jp/byline/wakabayashitomoko/20180926-00098234/