雄山山頂へ

週末は、「立山登山マラニック」対策のため立山へ。
本番の50km地点「弘法」(標高1600m)からゴールの「雄山山頂」(65km地点 標高3003m)までを試走。

立山駅から美女平までケーブルカーで向かい、室堂行きのバスに乗り換え、この日のスタート地点「弘法バス亭」で下車。ちなみに周囲に何もないこのバス亭で途中下車したのは、やたら小さいリュックを背負って走る気満々のおぢさん2名のみ(笑)
登りが続くということもあり、ジョグのペースでゆるゆると走り始めると、スピードを上げていないのにやたら苦しい。
さ、酸素をくれ・・・。
3km程走った弥陀が原ではもう汗だくで息も絶え絶え。気温が市内より15〜20℃低いとのことだったので、ウエアは迷ったあげく半そでシャツに念のためアームウオーマーを持ってきていたのだが、ランニングシャツでよかったかも。

2時間近くかけて室堂ターミナル(60km地点 標高2450m)に到着。途中、酸素の少ない知らない星に取り残されたような気分に何度かなったので、人の気配にほっとする。でも、意外に日本語が聞こえてこなくて少し落ち着かない(笑)
オリンピックに出るような選手が高地トレーニングをする場所が、だいたいこの日のスタート地点と同じくらいの高さだから、そこに降り立って、いきなり2450mまで走るっていうのは、けっこうな負荷ですな。
ターミナルの水飲み場でこんこんと湧き出る冷た〜い雪融け水は、ここまで約10km、標高差850mを駆けあがってきたせいでさらに5割増しで美味しい。

ゴールはさらに500m以上高いところに。
距離にしたら、たかだか5kmだから平地だったら20分ちょっとなんだけど・・・

室堂から一乃越までは、途中に何か所か雪渓が。ソールがまっ平らの初心者用トレランシューズでは太刀打ちできず、不格好な姿をさらけだす区間。別にふざけていたわけではないんだけどね(むしろ必死・汗)。

ほとんど休憩なしで3時間近く動き続けたため、さすがに一乃越でエネルギー切れ。10分ほどで塩分と糖分を補給し、頂上を目指す。
本番当日はここからは走ってはいけない区間ということになっているが、あの急な岩場を走る人がいるのだろうか。

弘法から3時間半ほどかけて山頂にたどり着く。
高いところは苦手なのだが、苦労して自分の足で上ってきたのでなかなか快適。
いちばんの収穫は、どうも高山病とは無縁そうだということがわかったこと。
序盤でふらふらしたのは、鍛え方が足りないのとメンタルが弱いせいだと思われる。

そこそこキツい行程だったけど、時間的なことで言えば、全体の約1/3。距離で言ったら1/4以下。
本番ではこの前の段階で距離50km、標高差1600mを駆けあがってこなければならないのか・・・
いまひとつ全行程を1日で走破するイメージがわかないが(笑)1カ月後に、またこの景色が見られるといいな。

明日もいいトレーニングが出来ますように。