冬眠

気持ちは前向きだったけど、油断があったのだと思う。
雪が降る火曜日の夜、市総合体育館の1周300mのランニングコースでの練習。
レースの予定がない時期は、いろんなことを試す期間でもある。
先週同様、チームの代表が先頭を引くキロ4分台の若手集団に付いていってみる。
いま思えば、チャレンジというより調子に乗りすぎていた。
先週より足が出ないのは、2日前の峠走と前日の自重トレのせい。
先週より心肺がキツいのは、たぶん根性が足りないせい。
カラダの発する声が聞こえていなかった。
途中、給水で1周抜けた後、再び隊列に加わろうとスタートした瞬間、右足ふくらはぎから乾いた音が聞こえた(ような気がした)。
ち〜ん。
一定のスピードを越えると、体幹や臀部の大きな筋肉を使えずにふくらはぎに過剰に頼った走りになってしまうのだな。

最近、当然のように陸王にハマっていて、勝手に竹内涼真クンをライバル視しているのだが、劇中の場面を平日の夜に再現してしまった・・・。(竹内くんはハムストリングだったけどね。)

一足先に練習場所を後にし、シャワー室にこもり、ふくらはぎの感覚がなくなるくらい水シャワー。
ケガをしたときの処置に関する知識だけは、やたら豊富(苦笑)

どうも、ふくらはぎをやってしまったらしいことをクラブの人たちに伝えると、「rugloveさんも『痛い』って言うことあるんですね」と変なところで感心されてしまう。
クラブ内での過大評価は、いまも続いている。


(こんなキャッチコピーの本、読んだせいかな・・・)

翌日、ランニングクラブのメンバーのオススメの接骨院へ。
待合室に「Triathlon Lumina」が置いてあって、「この本の73ページに私のカラー写真が載っているんですぅ」って、待合室にいる人全員に自慢したくなる。
接骨院だということを考慮しても、置いてある本がマニアック過ぎ(笑)

「ここは痛くないけど、ここ押すと痛いですよね」
「はい」(痛っ!だから、ここに来ているんです。)
「これは大丈夫だけど、これはすごく痛いですよね」
「はいはい」(痛っ!仰るとおりです。わかっているなら、とっとと施術を・・・)

ふくらはぎの肉離れは、想定通りだったけど、薬指の捻挫はいつやったのだろう?
筋肉の左右のバランスが相当崩れていることを実地で証明され、生活習慣の幾つかにダメ出しをされ、しょんぼり。
「シューズが壊れたら替えればいいけど、足が壊れたら走れなくなりますからね。」
ちょっと変わっているけど、信頼できるすごくいい先生だ。
もうケガしないから、通うことはないと思うけど。

・・・

狭い意味での「走る」ということに関して空白期間が出来てしまったのは痛い。
でも、すべての結果には意味がある。
こうなったのは必然。
この経験を生かして、また強くなろう。

ということで、しばらく冬眠に入ります。
さがさないで下さい。