第21回滑川ほたるいかマラソン

本命レースの行方を占うレース。
占うというと何かに運を任せたニュアンスだけど、その結果はすべて自分のパフォーマンスにかかっている。
エントリー時点では、フルマラソンの3週間前の足慣らしくらいに考えていたけど。
こういう重圧はクセになるね。

フルマラソンで3時間半を切るためには、ハーフマラソンで1時間35分で走れる走力がないといけないと言われている。
ということで、本日の目標は1時間34分59秒。
自己ベストを13分くらい縮めればよい計算(汗)
この1週間、何度も何度も95÷21.1を計算してみたが、答えは何回やっても4.5。
21.1kmをキロ4分半のペースで駆け抜けなければならないということですな。やれやれ。

天候は、絶好の自己ベスト更新日和。
ランニングクラブの仲間たちと緩〜くウオーミングアップ。
これで、数字の重圧からは、すっかり解き放たれる。
これ以上ないリラックスした状況でスタート。

最初の2kmは渋滞気味のため、キロ5分。
選手がばらけだした2kmすぎからキロ4分半を淡々と刻む。
最初の2kmで遅れた1分をどこでどう清算しようかぼんやり考えながら10km地点通過。
10キロのベストタイムより1分以上速い!?
まったく、いままで何やってたんだかなぁ。

12kmあたりのJR越えの橋もあっさりクリア。
でも、ギアを上げているつもりが、キロあたりのタイムが縮まらず少しあせりが・・・
折り返し後、TeamSFのメンバーとすれ違う。
設定タイムより少し遅いけど、落ち着いた感じで安定した走り。
ここはコーチも意地、見せないとね。
その後もすれ違うランニングクラブのメンバーに元気をもらうが、後半、スピードが徐々に鈍る。
1秒を削り出すため、給水もとらずにゴールを目指すが、結局、序盤の1分の借金を返せないまま、さらに借りが積み重なってゆく・・・

ラスト1km。
最後の坂の頂上で、レースに出ていないクラブのメンバーの応援に背中を押され、スパート。
手足の動きがバラバラになりながら競技場になだれ込み、10kmの部に出場していたTeamSFのメンバーの声援にギアをさらに上げ、数人をパスしてゴール。
自己ベストを10分近く更新するが、目標には4分及ばず。
ち〜ん。

・・・

この日の収穫はチームメイトの好成績。
やってきたことをちゃんと結果に結び付けることができた。
夏の間、本当によく練習したからね。
3週間後も、きっとやってくれるはず。

自分の成績は、なかなか総括が難しい結果になったけど、目標に届かなかったという点で負けは負け。
でも、ベスト更新の満足感より、目標未達の悔しさが勝っているから、また前を向いていける。
理由は、力不足だとわかったから、また明日から頑張ればいい。
夢見た島はやっぱり遥か遠い場所にあったけど、可能性がゼロでないならチャレンジしないとね。

往生際が悪いんですが、この夏物語は、まだあと3週間続きます(笑)