いきいき富山トライアスロン2017 (2)

転居後、初のトライアスロンのレース出場。
県内で唯一開催される大会ははずせない。
ハードなコース設定だが、ランニングクラブの人たちが応援にきてくれているので、自転車を降りて押すなんて死んでも出来ない(汗)。

天気予報では傘マークの表示があったが、週末限定晴れ男パワーでこれを却下。
暑く、熱〜い1日になりそうな予感。

【スイム 1.5km】
平常心が大事だと思っているので、入水チェックの時間までクラブのメンバーと談笑。
あまりのリラックスぶりに「もう、みんなウエットスーツ着て海岸行っていますけど、いいんですか」と心配されてしまい、5分前にチェック場所へ。
受付の方が「OO番の選手、自転車はセッティングされていますけど、アンクルバンドがまだここにあります」と、ちょっとした騒ぎに。
あ、私のレースナンバー(汗)
リラックスはいいが、社会人は早めの行動を心掛けないとね。

でも、平常心で臨んだこともあり、近年ない好タイムでスイムアップ。
波は少し高かったが、流れに乗り、ドラフティング(前の人のすぐ後ろにぴったりつくとラクに泳げる)にも成功。
バトルで海水をたっぷり飲んで、塩分補給もばっちり(笑)で、熱中症対策は万全。

【バイク 40km】
前半は、平らに見えて地味〜に200m登るやっかいなコース。
思うようにスピードがあがらないが、25km地点で応援部隊が待っていてくれることを心の支えに集中を保つ。

最初の難所で、ヒルクライムぶりをハンディカメラで追いかけらればっちり撮られる。おかげで見栄を張って重めのギアで無理してしまった。あの画、どこで使われるんだろう?
後半は、アップダウンの連続で、さらに400m登る。
これはもう説明できない楽しさ。
一言でいうなら、坂にはロマンがある、っていうところかな。
とくに38kmからの10%以上の激坂区間が美味しすぎる(笑)
(ちなみにスタートからゴールまでの標高差は600mだが、レース全体での獲得標高は1,000mを越えている・汗)

長〜い急こう配のいちばんキツい心の折れそうな場所で地元ローディーの熱い応援。
さすが、ポイントがよくわかっていらっしゃる。
「あと1kmですから頑張って!」という声援に
「すっごく楽しいっすよ」と笑顔で答える。
「ああ、わかります、わかります」って、
やっぱりこんなとこ年中走っている人たちってOOなんだなと確信する。(変O?O態?)

ぜいぜい喘ぎながらバイクフィニッシュ。
ぼくではない選手に手を振っていたらしい若手の「ああ、すっげえツラそう」というつぶやきを地獄耳がひろう。
彼が今度のボーナスでキャノンデールを買ったら、この楽しさを説明してあげよう。

【ラン 10km】
極楽坂スキー場(ブラックジョークみたいなネーミングだ)のゲレンデをかけあがり、山を越えて、となりのスキー場まで行って折り返してくるコースを3往復。
道は舗装されてはいるけど、ほぼトレラン。
多くの人が、上りは歩きモード。
その脇を歩くより少しだけ速いスピードでごぼう抜き。
バイクパートでは、いいところがなかったので、せめて最後の種目くらい頑張らせていただかないと。

同じペースで並んで走っている人と会話をすることは、レース中よくあるが、今回、その話題はほとんどがコース設定への悪態(笑)と、そんな過酷な大会に申し込んでしまった自分の馬鹿さ加減。

メイン会場付近での仲間の応援とチームメイトとのコース上でのハイタッチで元気を維持し、なんとか完走。
レース前、坂をねじ伏せてやる、と豪語していたが、返り討ちにあう結果に(泣)
でも、まだまだのびしろがあることを確認できたのは収穫だ。

着替え後、レストランでカレーライスを飲んでいるとレース終了時間が近づく。
最終ランナーを応援しようということになり、みんなでゴール地点へ。
すでにゴールした選手、マーシャル、ボランティア、応援の人達が、制限時間ぎりぎりの名前も知らない選手に大きな声援を送る。
うまく表現できないけど、とても幸せな空間。
応援に来てくれた人に、私のパフォーマンスでは伝えきれなかったトライアスロンの良さがもうひとつ伝わったかな。
トライアスロンは、やっぱり、敗者のいないスポーツ。

・・・

【今大会の総括】
・ハードなコース設定に全般的に力不足であることを露呈
・でも楽しすぎる
・来年も出る


今回、完走できたのは、トレーニングの成果よりも、
ゴールで待ってくれている人がいたから。

レース中、心の中で泣きごとを言わないレベルのアスリートになるために
明日から、いいトレーニングが出来ますように。

・・・いや訂正。
筋肉痛が酷いから「明日から」は、微妙(汗)