平尾誠二さん

今日の午後、社内の何人かの人が、
彼の訃報を私に教えてくれた。
同世代の憧れの対象がいなくなることが
うまく消化できず、半日仕事にならず。

高校・大学と続けたラグビー
社会人になってからもクラブチームで続け、
ずっとフォワードの第3列だったのだけれど、
これといった考えもなく、
30歳を過ぎたらバックスをやろうと思い、
センターをやるようになったとき、ヒゲを伸ばしたのは、
明らかにこの人の影響だったのだと思う。

クールな理論家のイメージが強いが、
何度か講演会を聞いて思ったのは、
本当の勝負どころで重要になる
理論の先にある大きな力は、
理不尽な厳しい体験によってしか
得られない事を知っていた人。
イングランドやリオでの奇跡の礎は、
何年も前に、この人が築いたのかもしれない。

石塚武生さん、上田昭夫さん、そして平尾誠二さん。
このスポーツをこよなく愛し、
2019年に向けて大きな力を発揮するはずだった人たち。
ラグビーの神様は、日本で行われるワールドカップ
成功させたくないと思っているのか・・・


http://scrumkamaishi.jp/report/news/7275