25th season (5)

2日間にわたるビーチラグビー関東大会閉幕から1週間。
ただただ暑いだけの日が続く。
夏の終わり。

6月の故障が長引き、弱気に寄り切られそうになった7月。
大会1週間前、平塚でのリハビリでやっとスイッチが入る。
準備不足でもチームのために出来る何かを探し続けた2日間。
瞬間的には、五郎丸が舞い降りてきてのトライセービングや
ジョー・モンタナが舞い降りてきてのフロントパス成功など、
ビデオ鑑賞会的に美味しいプレーは披露できたが、
チームがやろうとしていることへの貢献はいまひとつ。
それでも、いまの状態であれ以上は出来なかったと、
全試合終了後恒例のキンキンに冷えたビールでの乾杯のときは
満足感に浸っていたのだけれど、
前日の初戦で対戦したチームが、決勝戦で全国大会の常連に食い下がる様子や
いいチームだけど勝てなかった女子チームが関東の頂点に立つ姿を見ていたら、
悔しさが込み上げてくる。

そう、毎年、こんな気持ちを抱えてこのビーチを後にしていたから、
こんなに長い間、続けてこられたのだな。
数字的に区切りのいい25年目のシーズン、
何かの区切りをなんていう気持ちはさらさらなかったけど、
来年は今年よりもいいプレーが出来る気がする。

7月最後の日曜の午後、
ひらつかビーチパークに吹く風が少しだけ冷たく感じるのは、
このスポーツを愛しすぎてしまったせい?(笑)

2016年秋、まだまだ夢の途中。
これから1年、いいトレーニングが出来ますように。