サッカー女子リオ五輪最終予選
逆境には滅法強いこのチームが、
ホームでの集中開催というアドバンテージのなかで
結果を残せないのだから
サッカーというスポーツはこわい。
何をモチベーションにしたらよいのか難しい最終戦。
相当に水を含んだピッチコンディションにもかかわらず、
やろうとしてきた展開に持ち込めたのは、
このチームの持つ力が本物だということだろう。
サッカー選手としてだけでなく
人としての立ち振る舞いが素晴らしいキャプテンの
柔らかいパスからの美しいゴール。
あんなシーンがブラジルでも見たかったが・・・。
5年前の夏、俯きがちだった私たちに
前を向く強さを教えてくれたこのチーム。
今回、試合を重ねるごとに厳しさを増す
世間の評価に、若干の違和感は感じたものの、
負けて叩かれてこそナショナルチーム。
昨夏のW杯決勝での惨敗と
今回リオへの切符を手に出来なかったことが、
このチームをより一層強くするのだろう。
2020年、世界一の練習を糧に、
あの夏のような最高の笑顔を。