世界トライアスロンシリーズ横浜大会(4)

5/16と17の2日間。
世界トライアスロンシリーズ横浜大会の審判業務に勤しむ。
多くの経験を積むことが出来、
多くの気づきがあり、
多くの感動と勇気をもらった。

土曜の早朝、雨の中で行われたエリートパラのレース。
パラトライアスロンは審判をやるのはもちろん見るのも初めてだったのだが、
そのパフォーマンスの熱さに涙が出そうで、職場放棄の一歩手前。
本当の意味での「前を向く」とか、「諦めない」とかを教わった気がする。
こんな感想を抱くのは、もしかしたらパラの選手に失礼にあたるかもしれないが、
自分は何をちんたらやっているんだろう、と思ってしまった。

PT2カテゴリーに出場していた知人が、
海外から参戦した強豪を抑え表彰台の真ん中に立つ。
撤収作業を終え、駆けつけた表彰式会場の片隅で、
笑顔でメダルを掲げる姿を見て、また泣きそう。
ここまで積み重ねてきた時間とこれからの努力が、
パラトライアスロンが初めて正式種目となる来年のリオで
彼女を笑顔にしてくれることを望まずにはいられない。

オリンピックのためのポイントを獲得しようとするエリートにも、
ひたすら完走を目指すエイジグルーパーにも
速い人にも、そうでない人にも
スタートラインに立つまでのストーリーがある。
そんなことを強く感じた濃密な2日間。
ホームタウンでこんな素敵なイベントがあって、
そこに携われることは、シアワセだ。
たとえ、連日3時半起きで寝不足になろうとも。

たくさんの感動と勇気を力に変えよう。
明日もいいトレーニングが出来ますように。