KANO 1931海の向こうの甲子園

映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」で号泣する。

映し出されるのは、
荒れたグラウンドだったり、
冴えない田園風景だったり、
古ぼけた球場だったり、
不器用な若者だったりするのだが、
とても美しい映画だ。

まだ2月だけど、小・中と情熱のほとんどを
野球に向けてきた自分にとって、今年のNo.1作品だな。

日本の統治下にあった時代の台湾の
3つの民族が所属する嘉義農林高校野球部の話なのだが、
異なる民族が力を合わせて目標に立ち向かう姿は、
いまこの時代へのテーゼのようだ。
日本人、漢人、原住民。そこに差別はない。
仲間を信じろ。感謝の気持ちを持て。
永瀬正敏演じる近藤監督が生徒たちにかける言葉は、
まさに、いまの日本人へのメッセージ。
80年前も現在も、本当に大事なものは変わらないのだと思う。

あっ、今年のNo.1と言いましたが、
もしかしたら4月くらいになったら
違うことを言っているかもしれません。