大学選手権決勝

リアルタイムは高校ラグビー観戦だったので、
一切の情報を遮断して、
19時からのTV神奈川の放送を待つ。
ライブ観戦もいいですが、
暖かい我が家に森田浩康+上田昭夫のコンビを迎えるのは、
それはそれで至福の時間。

・・・

看板選手が抜けたということ以外に
負ける理由の見つからない帝京が完勝。

前半、筑波がゴール前のショットを選択して、
その時点で8−6にしたとしても、
最終スコアに影響はなかっただろうな。

キックを使わず自陣から積極的に仕掛けるのは、
相手の武器であるカウンターを封じ込める
というネガティブな選択ではなく
単純に自分たちの得意なプレーで勝負した、
ということかもしれない。

後半10分、FWで唯一体重2ケタの
フランカー松永のトライに
このチームの勤勉さを見る。

帝京の強さは、
重たいFWと決定力のあるBK
というつまらない総括はさておき、
倒れたらすぐおきる、とか
前のプレーの余韻に浸ることなく
すぐに次のプレーに行く、というようなことが
恐ろしいほど徹底されているということで、
それはコーチが教える類のものではなく
日常の生活態度から滲みでてしまうものなのだろう。

・・・

聖職を目指す国立大学の学生さんに
こんなコトを言うのは失礼かもしれないけど、
出来れば、いまの大雑把(そう)な雰囲気と、
スポーツを純粋に楽しんでいる若者の匂いを残しながら
水色のジャージが頂点に立つ日を楽しみにしています。


(昨年春のYCACセブンズで準優勝したときの筑波大)