第7回 手賀沼トライアスロン

8/18 レース前日

夕方、レース会場近くの会社の独身寮に移動。
沼沿いのレストラン(って何か気味悪いな)で、
ペペロンチーノ大盛りとガーリックトーストを食べ、
グリコーゲンとスタミナは万全。

一緒にレースに出場する後輩の
レーニングルームみたいな殺風景な部屋で、
レーニング論で盛り上がる。
消灯後は、文学論。
堂場瞬一近藤史恵高千穂遥三浦しをん・・・
って、あんまり話題変わってないやん(笑)

「クーラーもない部屋ですみません」
と、言われるが、
実は扇風機の風さえもあたりたくない体質。
沼に近いせいか、蒸し暑い感じもするが、
会話が途切れた瞬間、撃沈・・・



8/19 レース当日

no pain no gain の hennhao1020さんと1年ぶりの再会。
http://d.hatena.ne.jp/henhao1020/20120819/1345472087
今年は、無事スタートラインに着くことが出来、
一緒に走るという2年越しの願いが叶う。
しかし、なんだか1年ぶりという感じもしないし、
ましてや、会うのが2回目っていう感じは
もっとしないんだよな(苦笑)。

hennhaoさんはリレーの部で参加。
runの部の人と真剣にレース展開のシュミレーション!?
昨年、逃した表彰台を本気で狙ってる感がありあり。


【swim 1.5km】

入水した自分の手が見えない透明度は相変わらず。
しかし、スタート時のバトルだけは
何回やっても慣れないな。
この数分間だけは、
なんでこんな競技選んじゃったんだろう?
って、毎レース悩む。
人に乗ったり乗られたり、多少の殴る蹴るはあったものの
ゴーグルが外れることも、大量の水を飲むこともなく
無事、レースの流れに乗る。やれやれ。

いちばん苦手な1種目目を何とかクリア。
トランジッションに向かうと
かなりの数の自転車が残っている。
えっ、けっこういいタイムで上がった?
と一瞬思うが、時計は正直(苦笑)
たまたま似たようなタイムで上がってきた隣の人と
「なんだか少し曇ってきましたね」
「あぁ、これは助かりますね〜」
などと、のんびりした会話を交わす。
トランジットは第4の種目、なんていうレベルとは、
当分、無縁だな。


【bike 40km】

沼の南側の4kmを5往復。
オリンピックとは違い、ドラフティングが禁止なので、
1時間半近くの単独走行。
集中力をいかに切らさないかがカギだけど、気温はじりじり上昇。
雲がかかっていたのは、トランジットの辺りだけだったみたい(泣)
途中、hennhaoさんに、あっさりパスされる。
表彰台を本気で狙っている走りに刺激をいただく。
何だかんだいって、ここまでは自己ベストペース。
気温の高さに必要以上にびびっていたけど、
せっかくの年に一度のレース、
守りに入るのも何だなぁ、と思い
「完走モード」から「記録更新モード」にシフトアップ
このジャッジは・・・どうだったのかなぁ。


【run 10km】

1.66kmを3往復。
ランスタート時点で、ここから相当頑張ったら記録更新、
というような微妙な時間。
女神様はこの苛酷な条件のなか、
アスリートとして、人としての意志の強さを試すのね(泣)
1周回めは、バイクからの切り替えが全くうまくいかず、
何だか手足が痺れた状態。
う〜ん、波に乗れんなぁ。

でも、この快適とはいえない条件のなか、
汗だくで走っている参加者は、
一様に笑顔の一歩手前の表情をしている。
やっぱり、あんたらクレージーだよ、
と言ってやりたくなるが、
たぶん自分も同じ顔で走っているのだろう。

最後の周回になっても足は上がらず。
ちょっとバイクで頑張りすぎたかな。
とはいえ、時計は目標を諦めるには、
もったいない時間を刻んでいる。
最後の折り返しから、
寒気を感じるくらい頑張って見たけど、
目標タイムには届かず・・・


でも、会場MCのかたが名前を呼んで
ゴールを盛り上げてくれるので、
責任感の強さが、つい顔をのぞかせ、
スタートラインに立つまで支えてくれた人たち、
レース中、声援を送って下さった人たち、
この大会の運営に携わってくださった全ての人たちに
感謝をこめて、
笑顔+ガッツポーズでゴール。
まるで、表彰台を勝ちとったかのような体。

実は202位(笑)


・・・


レース後、henhaoさんや後輩と話していて、
出てくるセリフは、
来年に向けてどうするか
ということばかり。
前向き、と言えばそうかもしれないが、
やっぱり、
どこかが少しおかしいんだろうな(笑)。

数分前まで行われていたレースの余韻に
もう少し浸っても、罰は当たらない気がするが・・・


・・・


2012年の夏、完全燃焼。
でも、この地にも、夏の宿題を残してしまった。


トライアスリートは難儀だ。
けれど、やめられないんだな、これが。