都会の星

レーニングとスカウティングで慌しい今週。
熱いチームメイトの影響で、脳内物質の制御装置がおかしくなり、
毎夜、スカウティングレポートの作成で知恵熱が出そう(笑)

このままでは、
疲労したまま週末を迎えることになりそうなので、
ちょっとブレイク。


銀座「RING CUBE」で開催中の写真展「都会の星」を観に行く。
はやぶさ帰還の写真で新聞協会特別賞を受賞した
東山正宣さんの作品に、
星占いの石井ゆかりさんが、
解説でも感想でもないステキな文章を寄せている。

明るい星しか見えない都会の方が、
星の名前を覚えやすい、
などと少しだけイロニーを効かせつつ
声高に節電を呼び掛けたりしないセンスがいいな。

すぐ隣で某上品系大学のチア部員が真剣な眼差しを向けている。
酷暑のなか、厳しいトレーニングをする者を惹きつける何かが
これらの写真には、きっとあるんだ。
向こうは、冴えないサラリーマンが近くにいて
鬱陶しいと思っていたかもしれないけど。
いや、そもそも視界に入ってなかったか(苦笑)。

出口近くに
テーマには沿っていない作品がいくつかある。
そのなかのひとつは、
昨年4月に撮影された
福島県三春町の滝桜と空に輝く星

ここにも石井さんの優しい言葉が添えられている。

去年の秋に仙台でイベントをしたとき、
多くの方が「星を見た」話をしてくださった。
大きな流星が流れたこと、
あんなにたくさんの星を見たのは初めてだったこと。
大震災の直後、避難や支援に奔走しながら、
多くの方が
「星を見て安堵した」とか、
「星に力をもらった」と、メッセージを下さった。
星は、タロットカードでは「希望と友情」を象徴している。
どんなことがあっても失われないもの、
自分たちの住む世界の似姿。


走り続けた7月
立ち止って、空を見上げる余裕
・・・無かったな