若者を育てる[rugby]

運動不足解消のため、日吉まで10kmほどママチャリでサイクリング。

知人と慶應高校と市立船橋高校の練習試合を観戦。
昨秋、花園予選決勝で敗れたチーム同士の対戦。

前半、慶應のFW・BKが上手くかみあい、トライ数6−0くらいのリード。
慶應BKの生きた球を確実にトライまで結びつけるスキルはかなりレベルが高い。

市船は、ファーストタックルがいまひとつで、波に乗れない。
個々のポテンシャルは低くないのに、
どこか自信なさげに見える。
後半、開き直ったわけではないだろうが、
思い切りのよいアタックで2トライを返す。
「ミスを恐れるな!チャレンジしろ!」と、叫ぶメンバー。
昨秋、雨の降りしきる柏の葉で、
流経大柏を追い詰めたチームのDNAは生きている。

試合後、両チームのFWが延々1時間にわたりスクラム練習。
慶應のコーチが自分の教え子だけでなく、
市船の子にも熱心に指導する姿に心を打たれる。
所属を問わず、今日、同じ空間にいた若者が
昨日より成長することに喜びを感じる人種なんだろうな。
ラグビーならではの風景・・・

今週、大友信彦さんの「オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット 」(東邦出版)を読んでいて、日本とNZの育成環境の違いに絶望していたのだけれど、こんなシーンを見ると、その総括がブレるな(笑)