神奈川県新人大会決勝
男子校同士の対戦なのにスタンドからの黄色い声援が熱い。
声の主は、ラグビー場より二子玉でランチしてるほうが似合いそうなハイソなお母さんたち。
風を味方につけようなど微塵も思っていない自分たちの形に強く拘ったラグビー。
どうしても倒したい目標があるチームの志はやはり高い。
体格的には、花園で勝ち進むチームとは思えない桐蔭は、だからこそ1対1に強くこだわっているように見える。
大勝にもタッチライン際の藤原監督は終始不機嫌そうだ。
後半、風上に立って上手くキックで敵陣に入った慶應。
ポゼッションは優勢だったけど、ゴール前5mからゴールまでが遠い。
ゴール前の相手ボールラインアウトはこのレベルではチャンスにならないことを何度も学ぶ羽目に。
スキルフルなBKが中盤から思い切って外に運んだ前半のほうが魅力的なチームだったな。
10カ月後、三ツ沢でまたこのカードが見られるのかな。
43点差は、そのときどうなっているんだろう。