大学選手権準決勝

大学選手権準決勝当日に「伝説の名勝負」2本立てに「勝利への選択」。
国営放送のお年玉が豪華すぎて消化しきれず。


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天理 42−17 関東学院

久しぶりに国立に帰って来た漆黒のジャージの美しいラグビーに酔う。
息の合いすぎる天理高HB団と、やけに頑丈な航空石川CTBコンビの織りなす
パスで抜くラグビーは本当に美しい。
こういうチームに日本一になってほしいな。
私のなかの man of the match は、どこにでも顔を出す水色のヘッドキャップ唄圭太。
FW平均体重が100kgの時代にこういうタイプのフランカーに役割が与えられているところが、
このチームの魅力。
登録は167cm62kgとなっているが、絶対これより小さいのだろう。
もちろん、今日はこのサイズより大きく見えたのだけれど。

難しい時期に入学してしまったカントーの4年生たち。
最後の年に、後輩たちにステキな置き土産。
久しぶりに国立に駒を進められたことは、この部にとってけして小さいことではないはず。
最後のゲーム、点差は開いたけど、今年のカントーらしくFWにこだわり続けた80分。
これはこれで美しかったな。



帝京 29−3 筑波

同志社に冷や汗をかかされた帝京が、リスクを最小限に抑え、考え抜いた戦法で盤石の勝利。
「強みを生かす」ことをここまで徹底できる大学生チームは可愛げない気もするが。
しかし、あれだけゲームを支配して20点台の得点ってどうだろう。
いかんなぁ。ディフェンディングチャンピオンについて語ろうとすると、どうも口が重くなる。
滑川が飛び跳ねるようにして、何度も生きたボールをBKに供給し、
森田や南橋が対面を蹴散らすようにゲインを重ねる展開を望むのは、
三者の身勝手でしょうか(笑)

レギュラーシーズンは、ルール上4位に甘んじたが、
どう見ても全国ベスト4になったことが順当に思える筑波。
今日のゲームは、淡泊なDFが影をひそめた。
来シーズンは、実力で上回る相手に焦点を絞った戦いで、
勝ち星を奪い取るチームになる予感。
それでも、味方の好プレーを手放しで喜んでしまうような
大学生の部活っぽい雰囲気は残してほしいな。(これも身勝手?)


1/8(土)に行われる決勝戦が、
中学生・高校生ラガーマンが憧れるような、
ラグビーをよく知らない人が引き込まれてしまうような、
2019年に希望が持てるような、

そんなゲームになりますように・・・


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あけましておめでとうございます。

今年もこんな感じです。

よろしくお願いします。