凄まじすぎるディフェンス

トップリーグ第6節 NEC×東芝

秩父宮でちょっとしたアップセット(と言ったら、NEC関係者に怒られるかな)。
5連勝の東芝に土。

前半でSH2人を欠く緊急事態の東芝に、NECが持ち味の圧倒的DF力で対抗。
19点のビハインドにも心が折れることなく、後半を支配。
ここ数年、攻め手がないと言われていたが、129kg(!?)のWTBナドロにいい形でボールを持たせれば、かなりのゲインが期待できるし、新人田村のはつらつとした動きはチームのイメージを変えつつある。

後半ラスト10分、いくつのフェイズを重ねたのかわからなくなる東芝の猛攻と
それをしのぎ切ったNECの集中力。
まだシーズン中盤なのに、選手権ファイナルのような殺気。
結果を知って見ていたけど、手に汗を握ったな。
グリーンロケッツアイデンティティ復活。
ディフェンスは、決めごとでもシステムでもなく、意志と信頼ですな。

新聞であまり紹介されない熱い戦い。

ここにきて、その舞台となった秩父宮の芝は、
ゲームのレベルに相応しいものではなくなってきている。
シーズンイン以降、毎週2試合づつは、首都のメイン会場としては酷使しすぎ。

負ければ終わりの選手権で、グラウンドの凸凹に足をとられて選手が退場するような場面は、
見たくないなぁ。